pip値とコントラクト仕様
ゴールド(XAU/USD)のコントラクトサイズは1標準ロット=100トロイオンスです。1pip=$0.01(ゴールド価格の1セント変動)であり、標準ロットあたりのpip値は$1.00で固定されています。為替ペアのようにレートによってpip値が変動しないのが特徴です。ただし円換算の価値はUSD/JPYレートによって毎日変化します。
| ロットサイズ | 契約量(オンス) | pip値(USD) | pip値(JPY @ 150.00) | 500pip損切り時のリスク |
|---|---|---|---|---|
| 0.01(マイクロ) | 1 | $0.01 | ¥1.50 | 約¥750 |
| 0.10(ミニ) | 10 | $0.10 | ¥15.00 | 約¥7,500 |
| 0.50 | 50 | $0.50 | ¥75.00 | 約¥37,500 |
| 1.00(標準) | 100 | $1.00 | ¥150.00 | 約¥75,000 |
円換算はUSD/JPY 150.00を基準とした参考値です。実際の計算は上記ツールをご利用ください。
ポジションサイジングの計算例
口座残高¥500,000で1トレードあたり1%(¥5,000)のリスクを取るケースを想定します。ゴールドのボラティリティを考慮し、500pipの損切り幅を設定します。
USD/JPY 150.00の場合、1ロットあたりの1pip値は¥150.00です。計算式は以下のとおりです:
ロット数=リスク額÷(損切りpip数×pip値(円))
ロット数=¥5,000÷(500×¥150.00)=¥5,000÷¥75,000≈0.067ロット
切り捨てて0.06ロット(マイクロロット6枚)とします。重要指標の発表時にゴールドが急騰・急落しても、損失が予算内に収まります。
XAU/USDの特徴・主要変動要因・取引時間
ゴールドはリテールトレーダーが扱える金融商品の中でも特に高ボラティリティな銘柄です。通常の日中レンジは500〜1,000pip($0.01単位)に達し、FOMCの政策決定や地政学的リスクが高まる局面では3,000pipを超える動きも珍しくありません。日本のトレーダーにとっては、円安・円高の局面でドル建てゴールドの魅力が変わるため、USD/JPYとの相関を意識した戦略が重要です。
XAU/USDの主な変動要因としては、米ドルの強弱(逆相関)、実質金利とFRBの金融政策見通し、地政学的リスクによる安全資産需要の高まり、各国中央銀行の金準備積み増しなどが挙げられます。国際的な価格ベンチマークはCOMEX金先物が担っています。
日本時間(JST)でのXAU/USD取引のベストタイム:ロンドン・ニューヨーク時間の重なる22:00〜翌2:00 JSTがスプレッドが最も狭く、流動性も高くなります。COMEX開場直後の翌1:30 JST前後は、1日のなかで最も値動きが激しい30分間となりやすいです。午前中は流動性が低くスプレッドが30pip超に拡大することもあるため、成行注文には注意が必要です。
注意:ゴールドの日次ATRが500〜1,000pipに及ぶことを考えると、わずか0.10ロットのポジションでも1セッション内に¥7,500〜¥15,000の損益変動が生じます。自分のトレードスタイルに合ったゴールドの動き方を把握できるまでは、マイクロロット(0.01〜0.03)でのトレードを強くお勧めします。
pip値はECBリファレンスデータ(Frankfurter API)を参照しています。掲載の数値はすべて参考情報であり、実際の取引レートではありません。 pip値一覧表を見る →
